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第1回WEB美術館「わが館の自慢」投票結果より、所感

昨年11月、多摩ミュージアム・ネットワーク構想研究会の公式HPに
新しいコンテンツ「たまわーるWEB美術館」が加わりました。

第1回は、コレクションや建築物など、参加館のご自慢の画像を掲載しました。
好きな画像を選んで投票をしていただきましたが、その結果がアップされています。
★興味のある方は、こちらをクリックして下さい。

コレクション以外の画像が上位を占めたのは意外でしたが、
利用者の方それぞれが、美術館が持つ様々な面に意義を見出されているように思えます。

美術館は作品鑑賞の場でありますが、それだけではありません。
講演会、ワークショップ等多彩な事業に参加することができます。
作家にゆかりがある建物を活用している館では、そこに佇んでいるうちに、
作家が暮らした頃の息づかいを感じることさえあります。
展示室を歩き作品に対峙すると、肉体的にも精神的にも疲れますが、
カフェでの一服はそんな疲れを吹き飛ばしてくれます。
心に響く作品に出会ったら、関わりのあるグッズをショップで探す楽しみがあります。

改めて掲載されている画像を見ると、参加館が持つ個性や魅力が多様であることに驚きました。

ふと、かつて暮らした地にある、お気に入りの美術館のことを思い出しました。
気が滅入ったときなど、お気に入りの作品だけを見るために足を運び、
ソファに座ってそれをぼんやり眺めていたものです。
ある初夏の日、館内に入らずに、庭のベンチで友人とずっとおしゃべりをして過ごしたことがありました。
あの日の爽やかな風や心地よい陽ざしは、
「美術館で過ごした」極上の一日として今でも忘れることができません。


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たまわーるWEB美術館第1回投票から

11月に実施した「第1回たまわーるWEB美術館」にご投票いただき、
ありがとうございました。
現在、投票結果の取りまとめと当選者へのプレゼント発送の準備を進めているところです。

投票の際、選んだ理由や、その画像にまつわる思い出も記入していただきました。
既に実物の作品に接した方もいれば、
これからという方もいらっしゃるようです。

はけの森バラ 
中村研一『バラ(絶筆)』(小金井市立はけの森美術館)

「昨年訪れた際に、この絵もしくは同様の薔薇の絵を観ました。
薔薇の花が好きなこともあり、印象に残りました。」(Fさん・女性)

見る季節や時間、あるいは見る時の気分や体調によって、
同じ絵でも全く異なる印象を受けることがあるものです。
「私のお気に入り」を決めて、繰り返しご鑑賞ください。

平櫛鏡獅子 
平櫛田中『鏡獅子』(小平市平櫛田中彫刻美術館)

「田中翁の代表作である鏡獅子は国立劇場のは何度も見ているので、
是非この作品も見てみたいと思っています。」(Tさん・女性)

平櫛田中彫刻美術館に展示されている鏡獅子は、国立劇場のそれよりは
小さ目のサイズですが、迫力は変わりません。
是非美術館に足をお運びください。

現在「第2回たまわーるWEB美術館」にて投票を受け付けております。
お好きな作品に対する思いを綴って、是非投票にご参加ください。

★「たまわーるWEB美術館」はこちらです

「たまわーるWEB美術館」本日更新、投票してね!

本日「たまわーるWEB美術館」を更新しました。
先月は、「わが館の自慢」というテーマで、コレクションを始め、施設や活動など、
多摩のミュージアム13館のご自慢を披露しました。

第2回は「多摩空想美術館」。
参加館の所蔵作品を制作年を軸に並べてみました。
すると、偶然桜の絵画と梅の絵画が隣り合わせになりました。
裸婦を描いた絵画が3点ありますが、三者三様。

No.6とNo.8は、東西の貴婦人対決!
どちらも油彩ながら、司馬江漢(No.8)は日本独自の製法による絵の具を使ったため、
質感が全く異なりますね。

実際の展覧会ではなかなか見ることができない取り合わせを楽しんだら、いざ投票!
展覧会の招待券等を抽選でプレゼントします。
投票は1点のみ、そして1回限りです。
よろしくお願いします。

★たまわーるWEB美術館は、こちらから

たまわーるWEB美術館、清き一票をお待ちしてます!

11月1日にオープンした「たまわーるWEB美術館」。
多摩のミュージアム13館のご自慢が一挙に見られます。
たまわーるWEB美術館は、見るだけでなく、参加する楽しみもあります。

まずは、ここをクリックしてください

下までスクロールすると、こんなバナーがあります。
WEB美術館バナー
HP上のバナーをクリックすると、37枚の画像が並んだページが現れます。

1枚1枚クリックして、見ていきましょう。
大きな画像の下には、作者、制作年、作品のサイズ、技法・素材、解説、展示状況、所蔵美術館が記されています。
作者や作品が生まれたエピソードなども書かれた解説もあり、より深く理解できることでしょう。

各画像のページの下には、「投票する」というバナーが。
これをクリックすると、投票フォームに。
必要事項を記入して、いざ投票!
投票は、No.1からNo.37の中から1点を選んで下さい。
2つ選んでしまうと無効になるので、お気をつけください。

「その画像を選んだ理由や、それにまつわる思い出など」という項目もあります。
なんでも結構です、ご自由に記入してください。
皆様から寄せられるエピソードが楽しみです♪
結果発表の際、紹介させていただきます。

あ、これ、子どもの頃学校遠足で行った時に展示室で見た記憶が・・・
この作品の絵はがきを買って、アルバムに貼ってます・・・
このワークショップ、参加しました・・・

あれもいいな、これもいいな、どうしよう・・・
さあ、あなたはどの画像を選びますか?

パルテノン多摩での半日

先日、パルテノン多摩で多摩ミュージアム・ネットワーク構想研究会の研究会を開催いたしました。

研究会が終わって、2階にある歴史ミュージアムを見学しました。

パルテノン・歴史ミュージアム

現在、「多摩の橋立」という企画展が開催されています。
多摩ニュータウンには、様々な橋があります。
アップダウンが激しい地形を克服するために建設された橋、
昭和40年代に増加した交通事故への対応策として生まれた横断歩道橋などです。
様々な橋を通して、街の特徴がつかめることでしょう。

続けて、4階のマジックサウンドルームへ。

マジックサウンドルーム

立派な家具のようですが、これらは皆オルゴールです。
19世紀中頃から20世紀初頭、欧米で作られた自動演奏楽器で、とても貴重なコレクションです。
ガイドさんの説明後、演奏を楽しませていただきました。
ガイドさんのそばのピアノは、作曲家ラフマニノフ自身による演奏を聞かせてくれました。
演奏者がいないのに動く鍵盤は、なかなかシュールです。
演奏後も私達は興味津々、楽器の中や裏にある太鼓、シンバル、大きな重りを覗いてはびっくりしたり・・・

5階に上がると、こんな風景が広がってました。

パルテノン多摩

池の脇をセキレイがちょこちょこ散歩してました。
真夏はきっと子どもたちが歓声を上げて遊び回るのでしょう。

多摩センター通りの街路樹がイルミネーションで彩られる、これからのシーズン。
お休みの日、一日ゆっくりと多摩センターに遊びに行きませんか?

★パルテノン多摩の催しはこちらをどうぞ