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「アートプログラム青梅」開催中 ~青梅市立美術館

紅葉前線が南下中、首都圏の街も色づき始めました。
「アートプログラム青梅」を開催中の青梅の街は今、アート一色に染まっています。

「アートプログラム青梅」は、豊かな自然と文化的土壌に恵まれた青梅の街を舞台に繰り広げられるアートイベント。
2003年に始まり今年で9回目を迎えましたが、回を重ねるごとに参加者・会場が増えていきました。
今回は、過去最多26名の作家が参加。
「山川の間で」をテーマに、平面や立体、インスタレーションなど現代美術の多様な作品が展示されています。

会場は、青梅市立美術館だけでありません。
記念館、旧織物工場、建物を飛び出し、あちこちに作品が出現!
同時開催される学生展では、多摩地域の美術系大学の学生たちが、地域の人々と直接交渉しながら自分たちで場所を見つけて作品を展示していきます。

シンポジウムやトークセッション、ガイドツアー、スタンプラリーなど、
アートを身近に楽しむためのプログラムも多数用意されています。

明日は文化の日、紅葉の美しい山並みと多摩川に囲まれた青梅の街でアート散策を楽しみましょう!

★「アートプログラム青梅2011」の詳細はこちらをどうぞ

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都内の避暑地へ行こう! ~玉堂美術館

ここ数日酷暑が続いています。
町を歩けばアスファルトの照り返しで、暑さ倍増。
首都圏は、どこも体温並みの気温です。
ああ、どこか涼しいとこに行きたーい!
でもどこに? 多摩地域にありますよ。

新宿から電車に揺られて1時間半ばかり、JR青梅線御嶽駅で降りると深呼吸したくなることでしょう。
すぐに多摩川を縫う水の流れが聞こえてきます。

駅から歩いて3分の玉堂美術館は、ここ御岳渓谷のそばにあります。
現在「偶庵」展を開催中。
偶庵とは雅号で、玉堂画伯が歌句を詠んだ時に使いました。
疎開後、「偶々(たまたま)、多摩(たま)に住んだ」という洒落だそうです。
玉堂は俳句や和歌も多く残し、それに画を添えて楽しみました。

絵、書(達筆です!)、歌句を味わった後は、御岳渓谷へハイキングに出かけませんか。
両岸には遊歩道が整備されています。
日本名水百選に指定されてる水を口に含み、ああ幸せ!

帰るのがいやになってしまったなら、駅からバスケーブルに乗って御岳山へ。
宿坊や民宿が何軒もあります。
野鳥のさえずり、展望風呂、新鮮な食材を使った料理・・・
東京も懐が深いなぁ。



新緑を額縁に、ギターコンサート ~青梅市立美術館

前回、玉堂美術館のリニューアルをお知らせしました。
玉堂美術館に行くなら、青梅市立美術館とセットにしましょう!
JR御嶽駅・青梅駅間は十数分、しかも両館とも駅から歩いて3~6分という近さです。

青梅市立美術館は現在、企画展「赤をめぐる美術」を開催中。
緑萌ゆるこの季節に、なぜ赤なんでしょう?
青梅市は今年、市制施行60周年の還暦を迎えたそうです。
鮮烈な赤、渋いくすんだ赤・・・
油彩、水彩、日本画、版画、工芸等々のアートから、お気に入りの赤を見つけに行きましょう。

紅、朱、茜を目にやきつけて大きなガラス窓を見やれば、目に飛び込む木々の鮮やかな緑。
テラスから見た庭の様子は、同館のHPの写真をご覧ください。
http://www.ome-tky.ed.jp/bijutsu/news_20110425.html
5月7日(土)は、この新緑をバックに、クラシックギター演奏会が開催されます。

青梅と言えば、昭和レトロの青梅宿。
昭和レトロ商品博物館」を覗いてみるのもいいかも。
駅近くの商店街の所々に、懐かしの邦画・洋画の看板がひょこっと顔を出します。
映画の看板はいっぱいあるのに、「映画館がないんです」とは青梅市立美術館のK学芸員の弁。

青梅駅では、あのパパが逆立ちしてます。

青梅駅

青梅に映画館なぞなくても、「これでいいのだ」。
そうそう、「青梅赤塚不二夫会館」もお忘れなく。
赤塚不二夫さんの映画の封切りもまもなくですね。

サントリー武蔵野ビール工場

今朝の東京は、この冬一番の寒さだったそうです。
こんな寒い日にどうなの?、と思われそうですが、ビールの話題です。

最近工場見学が人気を呼んでいるようですが、試食や試飲ができる食品工場は格別の魅力があります。
都内唯一のビール工場、多摩地域にあるんです。
それは「ザ・プレミアム・モルツ」の発祥の工場、サントリー武蔵野ビール工場。
京王線「府中駅」より車で10分(徒歩25分)、府中市美術館とセットで行けます。

スタッフの方が丁寧にビールの製造工程を解説してくれます。
中でも、仕込釜を間近で見られるのが大好評とか。
製造工程見学後は、お待ちかねのビールの試飲タイムです。
ザ・プレミアム・モルツ、モルツのほか、ノンアルコールビールやソフトドリンクも用意されているので、ドライバーの方も安心して参加できますね。
参加費も無料です。

筆者は数年前、ビールではないですが、サントリー白州蒸溜所を見学しました。
職人さんが、貯蔵に使った樽の内側に火を入れて再生する「リチャー」を実演してくれるなど、とても面白かったです。
ドライバーだったので、シングルモルトを味わう友人を横目で見つつ、ミネラルウォータの試飲に留めたのが唯一の心残りでした。

★サントリー武蔵野ビール工場の公式HP

江戸東京たてもの園

「多摩ミュージアム・ネットワーク構想研究会」はアート系ミュージアムのネットワークなので、美術館がほとんどです。

多摩地域には、歴史系のミュージアム、科学館、企業のミュージアムなども数多くあります。
本日はその一つとして、都立小金井公園の中にある野外博物館「江戸東京たてもの園」を紹介しましょう。
JR武蔵小金井駅北口よりバスで5分、小金井市立はけの森美術館に行かれたついでに寄ってみてはいかがでしょう。

約7ヘクタールもの広大な敷地内に並ぶ、江戸時代から昭和初期までの27棟の復元建造物。
中でも有名なのが、足立区にあった「子宝湯」。宮崎駿監督のアニメ作品「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモデルとして、一躍知られるようになりました。
ほかにも、2・26事件の現場になった高橋是清邸、神田の万世橋のたもとにあった交番等々、由緒ある建物がいっぱい。
中に入ることができる建物もあります。

楽しいイベントも催されます。
2010年の締めは、18日(土)・19日(日)に行われる「武蔵野えどまる団」(雨天中止)。
「指令74 風雲えどまる城 決戦小出ヶ原の巻」と銘打たれ、やけにものものしそうですが、要はチャンバラ大会。
今年の積もり積もった鬱憤、ここで晴らすか・・・

★江戸東京たてもの園の公式HP