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「SOUL@AFRICA リンクするアフリカルチャー」展 ~多摩美術大学美術館

7月16日より多摩美術大学美術館で、ソウルフルな熱い展覧会が始まりました。

同館は、今までアフリカ美術をテーマにしたいくつかの展覧会を開催してきました。
それらは、アフリカ文化研究家・故白石顕二氏の協力に支えられたものです。
同氏とその夫人でアート・プロデューサーの山本富美子氏は、1970年代初頭より、人類の起源といわれるアフリカの地に足を運び、アフリカ各地の美術工芸品や資料を精力的に収集しました。
本展は、その「フリーダ・コレクション」から約200点余の作品を紹介するものです。

彫刻・仮面・工芸品等の造形作品、テキスタイルと装身具、現代アート作品の3部に分かれ、ジャンルや作家の分類をしながら、相互の影響関係なども俯瞰できるように構成されています。

アフリカ大陸に生きる人々と精霊や自然との交信・祈りが表された作品、
西洋美術の模倣ではない、アフリカ自らの民族性と世界観が表出されている現代アート、
等々、アフリカの大地に生きる人々の熱い“魂”に出会えることでしょう。
コレクターご自身も、まさにこの“魂”に触れて収集を始められたということです。

展示室を席巻するカラフルな作品群、アフリカの今を感じてきてください。

★本展の詳細は、ここをクリック!
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玉堂美術館よりプレゼント!

夏休みの企画として、玉堂美術館から嬉しい贈り物のお知らせです。

7月23日から8月31日まで、同館の特製「スケッチブック」が小中高生にプレゼントされるのです。
表紙は、玉堂のスケッチや、館名がローマ字であしらわれ、とても素敵なスケッチブックです。
ああ、小中高生が羨ましい・・・
品切れの場合は、記念品に変更されるそうです。
早めに来館して、ゲットしましょう。

玉堂画伯も写生にいそしみました。
館内には、素描画も多く展示されています。
外に出て多摩川の清流を眺めていると、絵心が刺激され、スケッチしたくなるかも。

本日は台風の余波で涼しい東京ですが、まだまだ酷な暑さが続きそうです。
青梅に行って、アートと自然とリゾート気分を堪能しましょう!

「ぱれたんと遊ぼう 絵の国のなつやすみ」展 ~府中市美術館

梅雨が早々に明け、暑さ本番。夏休みも秒読み体制に入りました。
この時期多摩の美術館も、続々魅力的な展覧会を幕開けします。

今日紹介するのは、府中市美術館
同館のマスコットキャラクターは、「ぱれたん」。
頭にパレットを乗せ、右手に絵筆を持つ、絵の国の妖精です。
ぱれたんには、紫色の衣を纏った「むら田」というお友達がいます。

「ぱれたんと遊ぼう 絵の国のなつやすみ」展は、この二人が案内役を務めます。
江戸時代から現代までの約30点の作品を鑑賞したり、美術に関わる実験や制作を楽しめる展覧会です。
作品をじっくり見たり、クイズの答えを探したり、描いてみたり・・・
7つのアトラクションで1日中遊べます。

大人の方も大歓迎!
「むら田庵」は、掛け軸や屏風が飾られ、穏やかな気持ちになれるかも?

涼しい午前に公園の水辺の広場で遊び、午後美術館でゆっくり過ごせば、酷暑も克服できそう。

★展覧会の詳細は、こちらをどうぞ




古川タク展「あそびココロ」 ~武蔵野市立吉祥寺美術館

明日から、武蔵野市立吉祥寺美術館でアニメーションやイラストで知られる古川タク氏の展覧会が始まります。

イラスト、絵本原画、インスタレーションと多岐に渡る古川さんの創作活動が紹介されます。
展覧会のサブタイトルに“1本の線から”とあるように、シンプルな線で描かれた作品の数々、あるいは、あたたかで時には鋭いユーモアの世界が楽しめます。

吉祥寺・風神雷神図

これは、「風神雷神」(部分)。
俵屋宗達始め琳派の画家達によって知られる画題ですね。
こちらにお目見えする風神雷神、共に迫力は今ひとつのようです。
天から嵐ならず、そよ風が送られてきそうです。
雷神様はダンベルを持って、細腕を鍛えているのでしょうか。

吉祥寺・龍安寺石庭にて
「龍安寺石庭にて」(写真:古川タクARTOON展、エスパスOHARA、1991)

これは、1991年、青山の小原会館エスパスOHARAにて展示されたインスタレーションです。
今回はそれ以来の公開で、スペースの都合で部分展示される予定です。
紙作品のため保存がむつかしく、最後の公開になるかもしれません。
どうぞお見逃しなく!

7月16日(土)は、古川さんと林静一さんの対談が行われます。
先着順(90名様)で予約が必要なので、興味がある方は電話や館窓口でお申し込み下さい。

★ここをクリック、同展のチラシを見ましょう


「絵本原画展 こどもの時間(とき)」 ~八王子市夢美術館

先日、青梅市立美術館で開催中の「子どもたちの情景」展を紹介いたしました。
今日は、明後日8日から八王子市夢美術館で始まる展覧会をお知らせします。
テーマは、やはり「こども」です。

同館の夏の展覧会は絵本やアニメをテーマにしていますが、今年は絵本の原画展。
第一線で活躍している絵本作家、相野谷由起さん、はまのゆかさん、酒井駒子さんの三人がそれぞれの個性で描いた「こども」たちの世界が紹介されます。

相野谷由起さんのファンタジックな絵本『うさぎのさとうくん』、大人にも人気があります。
柔らかなタッチの絵とちょっぴりシュールなお話に癒された方が多いようです。

酒井駒子さんの『ロンパーちゃんとふうせん』。
精確な子どもの描写や色づかいは、いわさきちひろの世界に通じるものが感じられます。

元気はつらつな女の子が登場する「mamechanシリーズ」と言えば、はまのゆかさん。
『13歳のハローワーク』のイラストを担当するなど、 作家・村上龍氏とのコラボでも知られています。
7月27日(水)は、ワークショップ『mamechan 暑中見舞い』が開催されます。
講師は、はまのゆかさん!
水彩道具を持って、「mamechan」キャラクターの暑中見舞いをつくりに行きましょう。
参加するには、往復葉書で申込が必要です(7月15日必着)。

★詳細はここをクリック