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町田市立国際版画美術館「駒井哲郎1920-1976-こころの造形物語-」展

ブログの更新を怠っていた間に、東日本大震災という大惨事が起きてしまいました。
被災地、被災者の方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
失われてしまったものの大きさ、多さには言葉を失うばかりです。

多摩のミュージアムも計画停電の影響で利用時間の変更などに苦慮しています。
でも、桜の花に誘われるように、魅力的な展覧会を開きます。
今日は、町田市立国際版画美術館が明日より開催する駒井哲郎の展覧会を紹介します。

見えるものを描いて、見えない心の内を表現することを追い求めた銅版画家・駒井哲郎。
こころの眼で見た現象や現実を、鋭い感性と熟達した技術によって銅版画へと移し変えることに成功した、まれにみる才能豊かな芸術家でした。
夢と実在の織り成すその表現は、見る者を空想の世界へと誘ってくれます。
下の作品は、「黄色い家」。
静謐な雰囲気ながら、温かさが感じられます。

駒井・黄色い家
駒井哲郎 「La Maison Jaune (黄色い家) 」1960年
ディープ・エッチ、アクアチント(1版多色)
福原コレクション(世田谷美術館寄託)
©Yoshiko Komai 2010/JAA1000185
※第I部出品


本展は、資生堂名誉会長・福原義春氏が蒐集した約500点という大コレクションを、全作品総入れ替えの二部編成でお見せします。
両方の展示を見ることによって、慶応義塾普通部時代に制作した初期作品から、ルドンやクレーを解釈しながら独自の表現を生み出した1950年代の作品を経て、病に侵され、その心情を痛切に表現して終わる駒井の創造の軌跡をたどることができます。
上・下巻の長篇小説を読むように、駒井が創造したこころの造形物語を、はじめから終わりまで、じっくりと味わってください。
第I部・II部セット券を購入すれば、お得ですよ。

4月23日(土)に開催される福原氏による講演会など、関連イベントも盛りだくさん。
春のお出かけプランに是非加えてください。

★展覧会情報は、こちらをどうぞ 

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